ここでは監視対象ホストに対し、主要監視項目の監視追加を行っていきます。

②-2.Xymonマネージャで監視できる項目でご紹介したサービスが対象となります。

ホスト「www.dhk16.com」に対し、監視項目を追加していきます。
初期状態の監視画面

設定を行うファイルは「/etc/xymon/hosts.cfg」になります。

http監視

WEBサーバ等で稼働しているURLのhttp応答監視を追加します。

通常のhttp監視追加

# vi /etc/xymon/hosts.cfg
192.168.100.100    www.dhk16.com    # https://www.dhk16.com/

http監視を追加しましたが、http項目が黄色になってしまいました。黄色部分をクリックして原因を調べたところ、http→httpsにリダイレクトされており「Moved Permanently」という事で警告表示となっていました。
http監視を追加した画面 警告の内容を確認

https監視の追加

# vi /etc/xymon/hosts.cfg
192.168.100.100    www.dhk16.com    # https://www.dhk16.com/

httpsのURL監視を追加すると、それと同時にsslcert項目が追加されます。
sslcert項目は、SSL証明書の有効期限を監視してくれます。(有効期限が30日を切ると警告だったかな?)
https監視を追加

sslcert項目が同時に追加されます

http+httpsと2URLの監視も可能です

# vi /etc/xymon/hosts.cfg
192.168.100.100    www.dhk16.com    # https://www.dhk16.com/ https://www.dhk16.com/

http項目をクリックすると、2URLを監視している事が確認できます。
2つのURLを監視する事も可能です

黄色の原因は?

proxyサーバを経由してのhttp監視も可能です

外部サイトの監視等、proxyサーバを経由してのhttp監視も可能となっています。

# vi /etc/xymon/hosts.cfg
192.168.100.100    www.dhk16.com    # http://proxy.dhk16.com:8080/https://www.dhk16.com/

DNSサービス監視追加

DNSサービスの稼働監視を追加します。追加するには「dns」と記述するだけです。

# vi /etc/xymon/hosts.cfg
192.168.100.100    www.dhk16.com    # dns https://www.dhk16.com/

対象ホストにて、DNSサービスが稼働していないので赤色(異常)となっています。
DNSサービス監視追加 DNSサービスが稼働していません

dnsと記述すると自ホストのQUERY結果を確認しますが、特定ホストのQUERY結果を確認する事も可能です。

# vi /etc/xymon/hosts.cfg
192.168.100.100    www.dhk16.com    # dns=dns.dhk16.com https://www.dhk16.com/

FTPサービスの監視追加

FTP・FTPSサービスの稼働監視を追加します。監視を追加するには、対象ホスト行に「ftp」または「ftps」と記述してください

# vi /etc/xymon/hosts.cfg

#ftpの場合
192.168.100.100    www.dhk16.com    # ftp dns https://www.dhk16.com/

#ftpsの場合
192.168.100.100    www.dhk16.com    # ftps dns https://www.dhk16.com/

対象ホストにて、FTPサービスが稼働していないので「Service unavailable」と赤色(異常)となっています。
FTPサービス監視追加FTPサービスService unavailable

おわりに(次回は)

ちょいとページが長くなりすぎましたので、残りのサービス監視については「其の弐」のページでご紹介いたします。