ここでは、Xymonマネージャで監視設定を行うにあたって使用するであろう設定ファイルについて説明していきます。

Xymonの設定ファイルはすべてテキスト形式で保存されています。viエディタで簡単に追加・修正が可能となっています。(viエディタは慣れが必要です!)

設定ファイルのパス

第一章で説明した内容でインストールを行っている場合は、以下のパスに設定ファイルが保存されています。

設定ファイルのパス:/home/xymon/server/etc

設定ファイル一覧

# ls -1 /home/xymon/server/etc
alerts.cfg
analysis.cfg
cgioptions.cfg
client-local.cfg
columndoc.csv
combo.cfg
cookies.session
critical.cfg
graphs.cfg
holidays.cfg
hosts.cfg
protocols.cfg
rrddefinitions.cfg
snmpmibs.cfg
tasks.cfg
tasks.d
xymon-apache.conf
xymonmenu.cfg
xymonserver.cfg

設定ファイルが保存されている「/etc」にリンクを張る!

後々使い易いように「/etc/xymon」にリンクを張っておきましょう。

# ln -s /home/xymon/server/etc /etc/xymon

主要な設定ファイル

当方がホスト追加等の監視設定で、よく使用する設定ファイルをご紹介しておきます。

hosts.cfg 監視対象ホスト情報や、Xymonマネージャ側から監視可能な項目の設定ファイル
例)httpのURL監視、FTP/SSH/SMTP/POP等のサービス監視
analysis.cfg Xymonクライアントエージェントを使用した監視項目の設定ファイル
例)CPU/DISK/MEMORYの閾値、プロセス・ポート監視のクライアント毎の個別設定
alerts.cfg イベントを検知した際のメール発報等のアクション設定ファイル

その他使うであろう設定ファイル

当方がカスタマイズ・追加・修正している設定ファイルの一例になります。

xymonserver.cfg ./configureした際に設定したパス等が含まれています。
client-local.cfg ログ監視で必要な監視対象のログを追加する際に使用
tasks.cfg 監視間隔の設定変更で使用
holidays.cfg 日本の祝日なんかを設定
graphs.cfg 各監視項目のRRDグラフに表示されるタイトル等のカスタマイズで使用

おわりに(次回は)

Xymonの設定ファイルについて学習したところで、次回はXymonマネージャから監視できる項目について説明いたします。