Xymonの設定ファイル(②-1)、Xymonマネージャから監視できる項目(②-2)を把握したところで、本格的な監視設定に入っていきましょう。
監視対象ホストの追加等は、設定ファイル「hosts.cfg」を修正して行います。
設定追加(変更)後に、急ぎで設定を反映する必要がある場合はサービスの再起動を実施してください。サービス再起動せずとも、しばらく待てば反映されます。(監視対象ホストが増えるにつれ遅くなりますが…)
設定ファイルのバックアップ
監視対象ホストを追加するには「hosts.cfg」の修正を行います。
設定を間違えた場合でも、すぐに直前の状態に戻せるように、設定変更時にはファイルのバックアップを取得する事を習慣付けておきましょう。
タイムスタンプを付けてバックアップ
# cp /etc/hosts.cfg /etc/hosts.2019xxxx
監視対象ホストの追加
下記のようなホストを追加してみます。(IPアドレスは例ですので突っ込みは無しで)
IPアドレス:192.168.100.100
ホスト名:www.dhk16.com
# vi /etc/hosts.cfg
Xymonサーバが登録されている一行上に追加
192.168.100.100 www.dhk16.com #
監視ホストの削除手順
監視対象ホストの追加手順を把握したところで、ついでにホストの削除手順についても確認しておきましょう。
「hosts.cfg」から削除対象ホスト行をコメントアウト(または行の削除)します。
削除ホストの記述をコメントアウト(削除)
# vi /etc/hosts.cfg
#192.168.100.100 www.dhk16.com #
コメントアウトが完了し、しばらく経つと監視画面上から削除対象ホストが消えてしまえば作業完了です。
しかしこのままでは自動作成されたRRDファイルやイベントログが残骸(ゴミ)として残ってしまいます。(塵も積もれば山となる)
ホストの削除が完了したら、必ず削除ホストのデータ削除を実施しましょう。
削除ホストのデータ削除
# /home/xymon/server/bin/bb 127.0.0.1 "drop www.dhk16.com"
これで削除ホストのRRDファイルやイベントログが削除されます。
監視対象ホストの名称変更
まれにXymon上の監視項目名を変更できないかとリクエストがくる場合があります。
機会は少ないと思いますが、とりあえず頭の片隅にでも置いておきましょう。(サーバをリプレイスした際に、RRDの画像データを次のホストに引き継ぐ事も可能です)
①変更対象ホストをコメントアウト
# vi /etc/hosts.cfg
#192.168.100.100 www.dhk16.com #
②監視項目名の変更
# /home/xymon/server/bin/bb 127.0.0.1 "rename "www.dhk16.com www2.dhk16.com"
③「hosts.cfg」の監視項目名を「www2.dhk16.com」に変更
# vi /etc/hosts.cfg
192.168.100.101 www2.dhk16.com #
おわりに(次回は)
前にも書きましたが、変更内容を急ぎで反映させる必要がある場合はサービス再起動を実施してください。サービスの再起動を行わなくても、気長に待てばいずれ反映されます。
ホストの登録方法を把握したところで、次回は監視対象ホストをグルーピングして、監視画面を見易くする設定方法をご紹介いたします。
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