Xymonとは!

「Xymon(シモン)」とは、デンマークに在住の「Henrik Storner氏」が開発を行っているオープンソース(GPL V2)で提供されているネットワーク&サーバ監視ツールです。長らくリリースが停滞していましたが、2019年7月23日に待望の(2年振り)のマイナーバージョンアップで「ver 4.3.29」がリリース。2019年9月5日リリースの「ver 4.3.30」が最新版となっております。

*Xymonは、「シモン」とか「サイモン」とか呼ばれているようですが、このサイトでは「シモン」で統一しています。

Xymonの特徴

Xymon(シモン)の大きな特徴として、以下の内容が挙げられるかと。

  1. オープンソース(GPL V2)で提供。ライセンスを遵守すれば無償で利用が可能
  2. 設定ファイルはテキストベース(監視設定追加が容易にできるかは賛否両論)
  3. WEBページを用いて、シンプルかつ直感的にサーバ等の状態が確認できる(アイコンが緑色だと正常。赤だと異常を検知していると視覚的に判断できる。経験の浅いオペレータでも障害発生の判別が容易に可能!)
  4. RRDファイルとの連携によるグラフ表示機能で、過去の推移を確認する事が可能(取得した値を丸めないように、RRDファイルの保存間隔のカスタマイズも可能)
  5. 障害履歴の分析に必要な「Eventlog Rport機能」を搭載。また稼働率が表示出来る「Availability Report機能」。過去のある時点の稼動状態を表示できる「Snapshot Report機能」などレポート機能も搭載。(個人的には「Eventlog Rport機能」しか使っていないような)

Xymonでサーバ監視では!

『Xymonでサーバ監視』では、オープンソースでシンプルな監視が可能な「Xymon」のマネージャー側のインストールから初期設定。また各種サーバを監視するためのエージェントインストール。さらには「Xymon」を便利に使用するためのカスタマイズネタも公開していきます。

よく運用の現場で使用されている有償版監視ツールの「JP○」や「Open○iew」「○ivoli」なんかを使用しなくとも、安価な「Xymon」を用いて信頼性の高い監視基盤を構築する事も可能です。有償ツールと無償ツールの良いとこどりで、信頼性の高い監視環境を構築を目指しましょう!

それではみなさんの「Xymon」ライフのお役に立てれば何よりです。

このサイトでの構築環境

このサイトでは、VPS(Virtual Private Server)サービス提供事業者「さくらインターネット」又は「お名前.com」でサービス提供されているVPSの「CentOS 7.x系」を利用してサーバ監視環境を構築しています。*メモリは1GBあれば十分です

他のOSを使用して構築する場合、インストール手順等に違いがありますのでご注意ください。